スーツのお手入れ①日々編
「いつもバリっとしているね!」
人が見ても、“いつも”「カッコいい」と思われる方。
果たして、それは高価な服地を使用した洋服をお召しだからでしょうか?(もしかすると、本当にそうかもしれません!)
しかし多くの場合、
その違いは、日頃のこまめな「手入れ」に在るのではないかと思います。
スーツの手入れは、
「ブラッシング」「休養」、そして「プレス」
これにつきます。
(クリーニングにつきましては、後日改めてお話が出来ればと思います。)
それだけで、お召しのスーツの寿命は、グッと長くなります。
そしてなにより、(決して、洋服が全てではありませんが、)
いつも“折り目正しく”、
バリっと洋服をお召しになっていらっしゃる方には、
多くの方からも好感が持たれるものではないでしょうか。
さて、本日の本題に戻ります。
まず、何より大切なことは「ブラッシング」と「休養」です。
その日に着用なさったスーツは、
ご帰宅後、まず“厚みのあるハンガー”にお掛けください。
(針金ハンガーや、薄いハンガーは型崩れの原因になります。)
その後、ブラッシングでほこりや汚れをよく払い落とします。
使用するブラシは、
服地のために“豚毛ブラシ”をお薦め致します。
(もし雨等で洋服が湿っている場合は、
まず十分に乾燥させてから是非ブラッシングをなさって下さい。)
ブラッシングを終えた洋服は、
風通しのよい場所で陰干しをした上で、
是非数日間の休養を与えてあげて下さい。
週に1~2回のご着用にして頂ければ、
スーツの寿命は格段に長くなります。
ワードローブを1,2,3、1,2,3とうまくローテーションをさせて、
連日のご着用を避けるようになさって下さい。
基本のスーツの手入れは、本当にこれだけです。
さらに、ズボンの折り目が何となくシャープでなくなってきたら、
「プレス」が必要なタイミングとなります。
そのプレスの回数の多さに比例して、
洋服はより美しく、特別なものになって参ります。
ズボンのプレスには、
市販のズボンプレッサーを活用なさると簡単です。
上着をハンガーにさっと掛けるような感覚で、
ズボンはプレッサーに挟み込むだけ。
簡単にプレスを掛けることができます。
(家電量販店で、約1万円程。“スタンド式”をお勧め致します。)
それでも、なんとなく洋服がヨタッてきた場合は、
(また何かご不明な点等がございましたら、)
是非私たちに遠慮なくお申し付け下さい。
最後に…
“洋服が乱れていると、気持ちまで乱れてしまう。
カッコいいスーツを着ることは、人生を変える一つのピースだ。
スーツで嵐を巻き起こせ。
今日も、カッコよく“生活(い)”きよう。”